|
●IPPC報告の警告
1. 現状の二酸化炭素排出量は地球の吸収能力の3倍以上
2. 100年以内に540〜970PPMとなり、地球は熱暴走
3. 早急に地球全体で二酸化炭素排出量を60〜80%削減しなければならない
●地球サミットと日本の対応
1992年のブラジル地球サミットでは、155カ国がIPPCの警告に従い、「2000年までに二酸化炭素排出量を1990年レベルまで戻す」という条約にサインしました。ところが、1994年10月日本政府は国連に次のような中間報告をしたのです。「経済成長を維持するために、削減公約は達成不可能。最大限の努力をしても3%増加する」。現在も日本は「削減は不可能」との態度をとり続けており、結局1999年に9%増加しました。
●温暖化防止「京都会議」
IPPC報告から算出される、必要な削減量は日本91%、アメリカ96%、EU91%です。ところが、1997年12月に160カ国が参加した地球温暖化防止京都会議で、EUは「2010年に15%削減」という積極案を提示したのに対し、議長国の日本とアメリカが反対。結果「先進国で5%削減。ドイツ25%、イギリス23%、アメリカ7%、日本6%」で合意しました。この程度では温暖化防止にほとんど効果はありません。
●温暖化防止「ドイツ・ボン会議」
京都議定書発行のため2000年11月オランダで会議が開かれましたが、日本とアメリカが反対し決裂しました。日本は「削減目標6%のうち3.7%は森林が吸収するので除外してほしい。残りは原子力発電所を増設する」と、驚くべき発言をしました。2001年に決裂した会議やり直しのためドイツで再開会合を開き、日本は前回と同じ主張を繰り返し、アメリカは「アメリカ経済にメリットはない」と離脱してしまいました。
●国連報告「もはや手遅れ」
1999年国連環境計画では、「地球環境概況2000」をまとめ、地球温暖化を今後の最も深刻な環境問題と位置付けたうえで次のように報告しています。
・ 1990年代後半の大気中二酸化炭素濃度は過去最高
・ すでに温暖化が始まり、異常気象、洪水、干ばつなどが頻発
・ 京都議定書の目標すら達成できそうになく、温暖化防止はもはや手遅れ
|