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21世紀の課題「地球環境問題」
人類が地球にダメージを与えたのです
大気・水…地球環境に国境はありません
 
   

●世界で気候変動
温暖化と聞くと、全世界が同時に均等に暑くなると思いがちですが、地域によっては暑くなったり寒くなったりするのです。
気温の上昇により、海水の蒸発量が変化し、それにともない降水量も変化します。すでに、世界各地で豪雨や干ばつなど異常気象が頻発し、ハリケーン、サイクロン、台風なども巨大化しています。
こうした異常気象を引き起こしながら、地球全体の温度が段々と上がりつつあるのです。

●世界各地の異常気象
世界各地で異常気象が頻発しています。1998年以降、ブラジルや東南アジアは干ばつで穀物の収穫が大幅に減少。中国の長江では大洪水で2億3千万人が被災。
イギリスでは観測史上200年間で最大の降雨で大洪水が発生。フランスでは熱波で1万5千人が、イタリアでは2万人が死亡。
アメリカでも風速80メートルを超えるハリケーンが上陸。また熱波で山火事が多発。2005年7月にはカリフォルニア州デスバレーで54度の猛暑を記録、日本でも近年、集中豪雨による洪水など多数の災害が発生。
1998年から1999年にかけての1年間だけでも、世界では10億人以上が災害の被害を受けているのです。日本近海でも、海水温度が上昇し生態系に異変が起きており、漁獲量が減少しています。
地球温暖化は100年後ではなく、すでに世界各地で異常気象や気候変動として始まっているのです。

●気温上昇がさらに加速
このままでは、2010年頃から気温が急上昇し、異常気象により農作物への悪影響、生態系の破壊などがさらに深刻化します。
そして、2001年の国連IPCC報告では、今後100年の気温上昇では最大約6度となり、これまでの予測の1.5倍になっています。
すでに、北極圏の一部では気温が約6度上昇し、過去一度も降ることのなかった雨が降り、雪が解けて氷結し1万頭以上のトナカイの群れが餓死したり、その他生態系にも大きな悪影響を与えています。

 
気温上昇が意味するもの
 
   

温度上昇はどこでも同じというわけではなく、寒い所ほど温度上昇は大きくなります。世界平均で4度温度が上昇すれば、赤道付近は0〜1度、赤道から南北に遠ざかるにつれ温度上昇の幅が大きくなり、日本付近で4度、南極や北極は10度の上昇が予想されています。

●南極の氷が溶ければ・・・
南極には地球上の氷の90.6%が存在しており、氷の塊を「氷床」といい面積が日本の約40倍、厚さが最大4,500メートル、平均2,500メートルです。これが全部溶ければ世界の海面が65〜70メートル上昇します。

●滑り出す巨大氷河、流出する巨大氷山
巨大な氷河が全部溶けるには何百年もかかりますが、一部が溶け始めて、それが引き金になり一挙に滑り出せば大変な事態になります。
例えるなら、フライパンのバターのような状態ですから、温度上昇によって大規模な氷の滑落や崩壊が起こる可能性は十分にあります。
これが、海に崩落すると巨大な津波が発生します。津波の高さは崩落するときの進入角度や速度によりますが、海に張り出した「氷床」である「棚氷」が崩壊すると、まさしく未曾有の被害が全世界に起こると考えられます。

●すでに始まった巨大氷河、巨大氷山の崩壊
巨大津波がいつ起こるという確実な予測はできません。しかし、残念ながらすでにその前段階の現象が始まっているのです。
1987年にはロス棚氷から5千平方キロという巨大氷山が流出しましたが、これは千葉県に匹敵する大きさです。1998年には、東京都の3倍という巨大な氷山な流出しており、現在までに約30を超える大氷山が流出していると言われています。

●万が一、巨大津波が発生すると・・・
時速300キロメートル以上のスピードで、世界各地を襲い地球規模の大惨事となります。特に、臨海地帯を襲うと都市の崩壊、消失だけではなく石油コンビナートや化学プラントから、大量の原油や化学物質の流出など、想像を絶する事態となり、環境汚染は回復不可能な規模になると考えられます。
また、膨大な原油流出で海面が覆われると、水の蒸発が止まり地球規模で砂漠化が始まります。
二酸化炭素の吸収と酸素の放出という海の重要な機能が止まり、温暖化の原因である、二酸化炭素がさらに増加します。最大の問題は、原子力発電所です。現在、巨大な津波に耐えられる原発はありません。
世界中にある400基以上の原発の多くが、倒壊しその時大量の放射能がばらまかれ、地球全体が放射能に汚染されるようになります。

 
 
二酸化炭素増加の原因
 
 

●化石燃料の消費
先進国は、世界の人口の20%でしかないのに対し、消費される資源・エネルギーは世界全体の80%も占めています。そして、一人当たり発展途上国の約20倍もの二酸化炭素を排出しています。
その中でも、自動車は日本の国民の2人に1人は持っている時代です。自動車1台が排出する1日の二酸化炭素は、人間1人が呼吸として排出する量のおよそ1,000倍にもなります。
また、製造段階でも重さ1トンの自動車を作るためには、約10トンの二酸化炭素が排出されています。
現在、世界中には約7億台の自動車が走っていますが、環境意識が比較的高いヨーロッパでは、「自動車から公共交通へ」「自動車から自転車へ」との運動が起こってきています。

●森林破壊
特に、熱帯林の伐採が地球温暖化の約25%の原因となっており、1年間に伐採される面積は日本の国土の半分にあたります。
本来、熱帯林は地球そのもののオアシスなのです。

 
 
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