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温度上昇はどこでも同じというわけではなく、寒い所ほど温度上昇は大きくなります。世界平均で4度温度が上昇すれば、赤道付近は0〜1度、赤道から南北に遠ざかるにつれ温度上昇の幅が大きくなり、日本付近で4度、南極や北極は10度の上昇が予想されています。
●南極の氷が溶ければ・・・
南極には地球上の氷の90.6%が存在しており、氷の塊を「氷床」といい面積が日本の約40倍、厚さが最大4,500メートル、平均2,500メートルです。これが全部溶ければ世界の海面が65〜70メートル上昇します。
●滑り出す巨大氷河、流出する巨大氷山
巨大な氷河が全部溶けるには何百年もかかりますが、一部が溶け始めて、それが引き金になり一挙に滑り出せば大変な事態になります。
例えるなら、フライパンのバターのような状態ですから、温度上昇によって大規模な氷の滑落や崩壊が起こる可能性は十分にあります。
これが、海に崩落すると巨大な津波が発生します。津波の高さは崩落するときの進入角度や速度によりますが、海に張り出した「氷床」である「棚氷」が崩壊すると、まさしく未曾有の被害が全世界に起こると考えられます。
●すでに始まった巨大氷河、巨大氷山の崩壊
巨大津波がいつ起こるという確実な予測はできません。しかし、残念ながらすでにその前段階の現象が始まっているのです。
1987年にはロス棚氷から5千平方キロという巨大氷山が流出しましたが、これは千葉県に匹敵する大きさです。1998年には、東京都の3倍という巨大な氷山な流出しており、現在までに約30を超える大氷山が流出していると言われています。
●万が一、巨大津波が発生すると・・・
時速300キロメートル以上のスピードで、世界各地を襲い地球規模の大惨事となります。特に、臨海地帯を襲うと都市の崩壊、消失だけではなく石油コンビナートや化学プラントから、大量の原油や化学物質の流出など、想像を絶する事態となり、環境汚染は回復不可能な規模になると考えられます。
また、膨大な原油流出で海面が覆われると、水の蒸発が止まり地球規模で砂漠化が始まります。
二酸化炭素の吸収と酸素の放出という海の重要な機能が止まり、温暖化の原因である、二酸化炭素がさらに増加します。最大の問題は、原子力発電所です。現在、巨大な津波に耐えられる原発はありません。
世界中にある400基以上の原発の多くが、倒壊しその時大量の放射能がばらまかれ、地球全体が放射能に汚染されるようになります。
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